前国王が愛したヨットレース
2016年12月3〜10日の8日間にわたって、アンダマン海に面する南部プーケット県カタビーチで国際ヨットレース「Phuket King’s Cup Regatta 2016(以下レガッタレース)」が開催されました。レガッタレースは、プミポン前国王が最も好まれたスポーツとして有名です。レースは、前国王のトロフィーを競い毎年開催。今年で30回目を迎える由緒ある大会で、いわば、前国王杯的な存在です。 また、同レースはアンダマン海の美しい景色を、大会を通して世界にアピールすることで観光誘致的な目的もあります。例年、同大会を見に来る観光客は約1000人。レース会場には、ディンギーヨットをはじめ、キールヨット、マルチハルヨットなど200以上のヨットが並び、壮観です。 今大会には、日本人選手で構成する4チームも参加。より沖で観覧したいとスピードボートに乗ってみました。レースは朝8時から午後3時まで。レガッタレースはいかに風を味方につけるか。ただ、大会中は、台風の影響で強い風が吹き、選手たちにとっては厳しい戦いになったようです。 強風の影響で波は高く、せっかく沖まで行ったのですが、船酔いし、周囲に迷惑をかけてしまいました。それでも、青空の下で走る美しいヨットの姿は忘れられません。