シリラート病院・3つの博物館を巡る一日
1886年にタイで初めて建てられた、歴史ある病院「シリラート病院」。その中に「ピムックサターン博物館」があるのをご存知ですか?もとはラマ6世の甥、アヌラック・テーウェート王子の宮殿で、かつて南部への起点駅だった旧トンブリー駅跡地もあり、タイの歴史を語るうえでとても重要なエリアです。
博物館は3号館まであり、王室から土地を賜った感謝を示すため、タイ医療界と病院の発展に活躍した王族の歴史をはじめ、宮殿が旧トンブリー駅になるまでの流れ、アヘン問題を抱えていた水上の村、バンコークノーイ村の人々の暮らしなどが展示されています。全部見て回りましたが、わたしの一番のオススメはタイの医療を紹介するゾーン。人体解剖学の展示、人間と同じサイズの模型を使ったオペ室の再現、昔の薬局の様子などが紹介されています。本を読むより、五感を使って楽しく学べる場所です。