さまざまな文化が融け合う歴史地区
チャオプラヤー川を超えたトンブリー地区の旧市街は、バンコクの隠れた名所のひとつ。「クディチン」や「カディチン」と呼ばれ、親しまれています。
誕生したのはトンブリー王朝時代(1767〜1782年)。カンボジアとの戦争で、戦地から逃れてきたフランス人、ポルトガル人の宣教師たちに、タークシン王がチャオプラヤー川沿いの土地を授けられたそうです。
宣教師たちが移り住む前から、タイ人はもちろん、中国人、イスラム教徒が住まう地区だったため、多様性に富んだ文化が育まれました。
クディチンのランドマークとなったカトリック教会「サンタ・クルーズ教会」をはじめ、川沿いの築100年を越す古民家など、歴史的に価値のある建築物を見られる旧市街。涼しくなった乾季に、ぜひおすすめしたい散歩コースです。