“ミィ” 泰のビジネスを学ぶ BNK48大久保美織の挑戦

長谷場:経済の話をしていると、よくでてくる数字にGDP、国内総生産、1人あたりGDP、GDPの伸び率、経済成長率というものがありますが、それぞれをちゃんと理解できていますか?

ミィ:聞いたことはありますが、う〜ん・・・、良く分かりません。先生、教えてください!

長谷場:では、最初にGDPとは国内総生産の略です。えー、例えば2016年のタイの国内総生産は約15兆バーツだったのですが、これはタイ国内で2016年に生産された全てのモノ(最終財)とサービスの総額ということです。

ミィ:え? モノとサービスの総額?

 

長谷場:そう、例えばモノでいうと2016年にタイでは自動車が約194万台作られていますが、この自動車の合計金額、サービスであればタイのホテルに泊まった人が支払う宿泊料、こういった金額をいろんな分野で合計した金額が約15兆バーツだったという訳です。

ミィ:全部を足すんですか。

長谷場:実際には農業・漁業、鉱業、工業、電気・ガス・水供、建設、ホテル・レストラン、運送、不動産等といった各分野で統計を取っています。タイではタイ国家経済社会開発庁(NESDB)というところが3カ月(四半期)ごとにこの統計を発表してくれています。これが、その表の一部です。

ミィ:うわぁ〜。すごく細かい表ですね。

長谷場:そうなんですよ。本当はさらにこの下に細かい数字があるんですけどね(笑)。こうやって積み上げられた数字がGDPで、GDPはその国の経済の大きさを示す指標としてとても大切なのです。

ミィ:日本はどのくらいなんですか?

長谷場:2016年の日本は4兆9,386億ドル。

ミィ:ドル? 日本はドル計算なんですか?

長谷場:各国の通貨だと比較ができないので、通常はドルに変換してます。そうすると2016年のタイは4,068億ドル、。ちなみにお隣のマレーシアは2,970億ドルでした。

ミィ:同じ通貨だと、どこの国の経済規模が大きいのか分かりやすいですね。日本ってタイの10倍以上もあるんですね! でも、タイはマレーシアよりは大きいんですね。えへへ。

長谷場:おっ。いいところに気が付きましたね。その辺の話は次回!

—次週に続く

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