国民的アイドルの女子ゴルファーの人生には、 美しい家族愛に満ちたヒストリーが潜んでいた
8日からカナダで開催されていた米女子ツアー「マニュライフLPGAクラシック」で12日、見事世界ランク1位に輝いた、タイのアリヤ・ジュタヌガーン選手(21)タイのみならず、東南アジア初の快挙ということもあり国民もお祭り騒ぎ。今回は愛称“メイちゃん”と呼ばれる彼女の人生にフォーカスする。
ゴルフショップを営む両親のもとで育ち、5歳から姉と共にゴルフを始め、9歳で出場した「ジュニアワールドゴルフ大会(米)」で準優勝。
これがきっかけで、メイちゃんはプロゴルファーを志すようになる。
両親は娘の夢を叶えるため、自宅や車を売却。
父親もつきっきりでコーチをし、学生時代は平日午前は学校、午後はゴルフの練習に明け暮れ(タイの学校は8〜16時)、13年、17歳で念願のプロゴルファーとなる。
しかし高校卒業後、メイちゃんを待ち受けていたのは肩の故障とスランプ。
その渦中でもメイちゃんは強い意志を貫き、16年、「ヨコハマタイヤLPGAクラシック(日)」で初勝利。
続く2つのLPGAトーナメントにも連勝し、約250万米ドルで賞金女王となった。
また、最優秀ゴルファー賞「Rolex Player of The Year」にも輝いた。
「親は何が起きても子どもを信じる」と父親のソムブーンさん。
その一方で、「サポートしてくれる家族がいたから頑張れた」とメイちゃん。
美しい家族愛に満ちたヒストリー。
今後もメイちゃんの活躍に期待したい。