法律的にはNGでもタクシー利用者に支持されている Uber(ウーバー)。ついに国会で認可の動きか
有名観光地のパタヤやチェンマイで、ローカルタクシー運転手数人がUber(ウーバー)とおぼしきタクシーを取り囲み、営業を妨害する事件が発生。被害に遭ったタクシーは、知り合いの外国人を乗せたところUberと勘違いされ取り囲まれたと語る。
タイ立法議会のワンロッブ氏は、一般市民に迷惑をかけ、観光立国タイのイメージを著しく損なう行為と批判。
さらにタイを訪れた中国人観光客が、ドライバーに恐喝されている動画をSNS上で公開し「乗車拒否をせず、運賃を事前に確認でき、ドライバーのチェックシステムも採用されているUberが選ばれるのは当然」と発信。
タクシーサービスの質の低さが、改めて浮き彫りとなった。
Uberを取り締りの対象としている運輸省に対し、ワンロッブ氏は消費者の選択の権利を守るため、Uberを法的に認めるか、また業者同士の衝突を抑止する対策はあるか質問を投げかけた。
議会中の国会議事堂前には、Uberに反対する30台以上のタクシーが集合。
ポストトゥデイのフェイスブックには、「Uberもグラブカーもいらない」という看板を掲げたドライバーの動画が投稿された。
運輸省は「両者が納得できる解決策を模索し、法律の改正も視野に入れている」とした上で、4、5カ月をかけて結果をまとめるという。
衝突に賛成はできないが、悪質タクシーの一掃は大歓迎だ。