2015年6月21日に開催された「AEON×よしもと 555 LIVE」のため、来タイした2001年M-1王者の中川家。関西のみならず関東でも高い人気を誇る、実力派の2人がバンコク、そしてライブについて振り返った。
アジアにいる日本人向けに
いろいろなところでやりたい。
―タイは何度目ですか
礼二 2度目ですが、バンコクは初めてです。しかし、昨日の夜中に羽田を出発し、バンコクに朝着いて昼と夜に公演をやって、すぐまた夜の便で帰るというスケジュール。羽田便があるお陰で便利になってますけど、まさかその便利さに巻き込まれるとは……(笑)。
―街の印象はどうですか
礼二 渋滞のイメージですね。昔1回だけ番組のロケでパタヤに行ったことがあるんです。その時も強行だったんですが、一度バンコクに寄ってご飯食べた時に渋滞でこんなに動かへんのやと。あれくらい混んでいると、イライラするのも通り越しますよね。しゃあないなと。
剛 僕も渋滞ですかねぇ。ここに来る途中、運転手さんがなかなか行かへんかったから、こんな感じなんやと思って。あとイメージしてたよりも近代的で、セブンイレブンもあちこちにあり、驚きました。
―ライブのお客さんの反応はどうでしたか
礼二 聞こう、聞こうという、あったかい感じがしました。やりやすかったです。普段、YouTubeとかで見ていただいてんのやろなと。生でライブをするという機会があまりないんで、いい話をいただいたなという感じです。
剛 結構、落語家さんも来てるんですよね。ただ、柱文枝師匠も志の輔さんも言ってたのが、「ファンの方が日本来てくれたらいいのに」と(笑)。
礼二 僕も今日言いました。同じ便で来てくれと(笑)。
―チョイスしたネタはどういう基準で選んだのですか
礼二 普段、日本でやってるやつをやろうと考えてました。動画を見たりして、バンコクにお住まいの方もわかってますからね。だからあえて変えずに。ただ、今後も定期的にできればいいと思います。
剛 わがままを言わせてもらえれば、もうちょっと小さい会場で1日3ステージくらいできればと思いました。
礼二 今日は映画館だったので、お客さんが僕らを見下ろすような形になり、普段と雰囲気が違うんですね。だから次回は通常の舞台でやってみたいなと。例えばホテルの宴会場でディナーショーみたいな形でもいいですね。横に託児所置いてね(笑)。気兼ねなく、楽しんでもらいたいと思います。
―海外でやりたいという思いはあるのでしょうか
礼二 タイだけじゃなく、アジアにいる日本人向けにもっといろいろなところでやりたいですよね。評判が広がれば、いいのかなと。吉本(興業)の芸人はなんぼでもいるんで。
剛 NGK(なんばグランド花月)のような場所を作ったらええのに。アメリカでも1週間おったたけでも日本語に飢えますしね。
―次回バンコクに来たら何をやりたいですか
剛 一日中、遊びたいですねぇ。
礼二 今回は、何の思い出もないまま日本に帰るんでね。次の楽しみにしておきます。
プロフィール
中川家(なかがわけ)。兄の剛(つよし・左)と礼二(れいじ・右)による兄弟漫才コンビ。大阪府守口市出身。2001年M-1グランプリ王者。互いにツッコミ、ボケを使い分ける漫才・コントの実力派。礼二の「オカンのモノマネ」や「西成のおっさん」、「鉄道職員」など大阪独自のカルチャーに特化したネタは、YouTubeで高い再生回数を誇る