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ソンクラン名物のひとつ、粉まみれの人々を見ることは今後あるのだろうか(写真協力/沖野豊)
ソンクラン中、顔に白いパウダーを塗られている人がいますが、あの白い粉は「ディンソーポーン」と呼ばれる泥灰土です。
かゆみを伴う発疹を治し、汗を止める効果を持つ薬草で、昔から日焼け止めとして利用されてきました。
ソンクランでは、水をかけ合うだけでなく参加者同士が相手の顔にディンソーポーンを塗ってコミュニケーションを図るというのが名物のひとつだったのですが、近年、酔った男性が女性の体を触るというセクハラが急増。
そういったトラブルが毎年起こるため、問題視した現政権は、2015年からディンソーポーンの使用禁止を発表しました。
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