ある企業が発表した世界の空港ランキングで スワンナプーム国際空港の問題が次々と明らかに
世界の空港をランク付けしたデータが18日、世界中の航空会社に対する保証金申請代行サービスを行う「AirHelp」のオフィシャルサイト内で発表された。対象は、世界76カ所の空港。
各所のサービス・安全性・利便性・搭乗手続き・空港の設備・利用後の感想など、利用者らの意見やレビューなどを参考にした調査結果を発表している。
その中でスワンナプーム国際空港は、下から9番目となる68位だった。
この結果を受け、同空港はフェイスブック内にコメントを投稿。
「利用者らの意見を真摯に受け止め、サービス向上に努めたい」と述べている。
一方、タイ人利用者からは「ランキングが悪いのは当然だ」「チェックインに時間がかかり過ぎる」「トイレの数が少ない」「タクシーのサービスが本当にひどい」等々、批判的な意見が相次いで挙がった。
同空港では年間における収容人数を4900万人と設定しているが、2016年の利用者数は5900万人。
自分たちのキャパを超え、サービスが十分に行き渡らないのが現状だ。
今後、6000万人の利用者に対応できるよう、19〜20年に大掛かりな改修工事を行う方針だという。
また、来年には2000台を収容可能な駐車場の建設をはじめ、共用自動チェックイン機の設置、「GRAB TAXI」の導入を検討している。
空港の印象は、その国の印象に直結する。
国の“玄関口”が改善されれば、タイの未来もきっと明るい。