母として、女性として
ママを輝かせる応援団に


醸し出す柔らかな空気感と、芯のある凛とした眼差し。
2児の母であり、プロンポンの「hair CRAFT ZAN」でアートディレクターを
務める米倉早香さんに、働くママとしての想いを語ってもらいました。

 

スクンビット・ソイ39の住宅街に佇む「hair CRAFT ZAN」。オープンから11年を迎える人気のヘアサロンで、アートディレクターとしてタイ人スタッフの指導にあたる米倉早香さんは、地元の高校卒業後、美容学校を経て東京で美容師として働いていました。

タイを初めて訪れたのは2006年。その時は、それが人生の転機になるとは想像もしていませんでした。

もともと、(ZANの)オーナーのお父さんとは、日本で知り合いだったと言い、「会いに行く名目で(笑)タイへ旅行に来ました。私が美容師をしているという話はしていたのですが、それから1年後に電話があり、『バンコクで2号店を出すので、手伝いに来てほしい』と言われた時には驚きましたね」。

突然のオファーに、最初は冗談だと思っていた米倉さん。しかしその後も、猛プッシュの電話は続きます。返事に迷っていたところに、背中を押してくれたのは、米倉さんの父親でした。「父に相談したら、『行ってこいよ』の一言。短い言葉でしたが、なぜかそれで安心して、タイに来ることを決めました」。 その後、2008年に米倉さんは指導者として来タイ。技術的な面はもちろん、タイ人と日本人にある、仕事に対する意識などの違いに、当初は戸惑いも多かったそう。タイ人スタッフとのコミュニケーションや指導方法など、試行錯誤を繰り返す毎日で、来て3年は余裕もなく、ガムシャラな日々を送っていました。

結婚、出産、仕事との両立
母となって見えてきたもの

その後はタイの暮らしにも慣れ、仕事が順調に進み、友人であった旦那様と結婚。11年には、長男の航志朗(こうしろう)くん、その5年後には長女の維月(いつき)ちゃんが生まれます。

幼い2人の子どもを育てながらのお仕事。さぞかし大変ではと尋ねたところ、「子どもと離れて働くことは、私にはプラスになっていると思います。自分の時間を持つことで、頭も気持ちも切り替えができますし、何より仕事が好きなんでしょうね。予定日の数週間前まで働いていたんですよ」と屈託なく笑います。

「逆に、お子様とずっと一緒にいるお母さんは、すごいなと思いますね。休む暇なく家事をしなきゃいけないですし、毎日が戦争だなと。うちは、一人目が産まれた時から夫がかなり手伝ってくれていますが、それがなければとてもやっていけなかったと思いますね」。そう旦那さんへの感謝の言葉を口にします。

出産後は、仕事面にも変化が現れました。老若男女、多くの人が訪れるZANには子どものいる女性も多く、共通の話題で盛り上がるなど、独身時代より密なコミュニケーションを取れるようになったと言います。時には、先輩ママさんからのアドバイスに助けられることもあるとか。

そして、子どもが生まれて分かったのは、タイは“子育てのしやすい国”だということ。 「タイの人はみんな子ども好きですし、メイドさんを雇うこともできますよね。日本に比べて、お子様のいらっしゃる女性でも働きやすい環境だと思います」。 チャンスがあれば怖がらず、一歩を踏み出してほしい自分の歩みを振り返り、真っ直ぐな目でそう語ります。

「輝くママを応援したい」という米倉さんのもとを訪れた後は、髪だけじゃなく心もきっと元気をもらえることでしょう。

航志朗くんと維月ちゃんと3人で。米倉さんの元気の源!

 


PROFILE
米倉 早香 Sayaka Yonekura
「hair CRAFT ZAN」アートディレクター。1979年生まれ。佐賀県出身。在タイ9年。同店の2号店立ち上げに伴い、2008年に来タイ。以降、技術の向上と後進の育成など、タイ人スタッフの指導に務める。現在は一男一女の母。書道の師範免許を持つ。リフレッシュ方法は家族で美味しいものを食べること(みんなが揃ってご飯を食べる時が週に1回あるかないかなので貴重な時間です)。

 


hair CRAFT ZAN
フジスーパー3号店から徒歩1分
火曜日はレディースデー!

一人ひとりの雰囲気に合わせた、様々なスタイルを提案。老若男女に愛される評判のヘアサロン。
[問い合わせ・ご予約]
Tell:084-757-8622(日本語)


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