高い空港価格にメス

タイ国営空港の違法級の価格上乗せ。 海外メディアの報道で、政府がついに重い腰を上げた。

空港で出国審査を無事に終えホッと一息、と思って入った飲食店の値段が高額で驚いた経験は誰にでもあるのではないだろうか。

今回とあるきっかけで、タイ政府がこの問題の調査に乗り出した。

暫定首相がこの問題についての事実調査を関係団体に命令した、と公にした。

報道を受け、2016年に国営空港を運営するタイ空港公社(AOT)と国内取引局が、独断で飲食物価格の値下げをしたとされるドンムアン空港の価格調査をタイのニュースサイトThaipbsが実施。

それによると、一度値下げをしたのにもかかわらず改めて価格を戻し、未だ一般価格より30〜50%高いことが判明した。

巷では、AOT側がテナント料を引き上げたため、テナント側が再度価格を戻したのではないかと囁かれている。

タイ運輸省次官はAOTに対し、事実確認を求めているという。

この件について観光・スポーツ省は、「テナント料を検討し、飲食物価格も適正価格にするべきだ」とコメント。

また国民からは、「長年政府に対して改善を求めてきたが、何も動かなかった。

海外メディアに取り上げられなければ、政府は腰を上げなかったのだろう」と不満の声が挙がっている。

透明な価格調整に期待だ。

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