OTC ダイヘン アジア
溶接機、切断機及び関連部品の製造・販売、産業用ロボットの販売
工場内すべての工程を自動化へ。最先端のロボットソリューション
1919年の創立以来、変圧器をはじめとした電力機器を提供している日本のトップメーカー「ダイヘン」。タイ進出は89年。前身の溶接機器部品の生産をメインとする「DAIHEN(Thailand) Co., Ltd.」を設立。その後、生産と販売を担う現「OTC DAIHEN Asia Co.,Ltd.」となった。現在はアーク溶接トーチの生産、産業用ロボットの販売、システム導入の支援やメンテナンスにも注力している。
多様なニーズに応える同社のロボット製品。中でも高い評価を得ているのが、アーク溶接ロボットだ。「アーク溶接メーカーとしてスタートした弊社は、溶接機器の分野で技術を含め、世界トップクラスです。
ロボットには溶接に必要なノウハウをすべて取り込み、使いやすさを重視しています」と話す川原史好社長。昨年登場した溶接電流350Aと非常に高性能な「シンクロフィード溶接システム」は、最大98%の溶接スパッタ削減を実現。アルミニウムに最適な溶接モードを追加し、適用範囲をさらに拡大した。
近年同社が目指すのは、工場内すべての工程をカバーしたFA化の支援。「溶接は弊社製品を使用していただいても、前後の作業を別のメーカー製品で行った場合、企業様にとっても不便が生じます。
弊社の製品を一貫して使用して頂くことで、メンテナンスなどのアフターサービスも含めた効率化が可能です」と川原社長は、さらなるロボット製品の充実化を図る。常に時代の変化に対応し、新しい価値の創造にチャレンジする同社の快進撃は続く。
- ① “速く、スリムに、使いやすく”ラインナップの主力5機種をリニューアル。あらゆる性能が進化した
- ②アーク溶接周辺のハンドリングに最適な100kgクラスのロボット3機種を新たにラインナップ
- ③ 搬出入から加工、検査までを全て自動化する「完全自動化溶接システム」
- ④「作業時間の短縮やコスト削減など、ものづくり現場の発展に貢献できれば」と話す川原社長(左)と加藤浩巳ゼネラルマネージャー