托鉢僧に物品を差し出す行為を「タクバート」と呼びます。
このときの作法として、靴を脱ぎ、跪くことが求められます。
その理由は僧侶に敬意を示すため。
タイでは僧侶の地位は非常に高いものですが、僧侶は裸足で托鉢を行うので、自分も裸足になることで、僧侶の方が上の立場であることを示すのです。
しかし最近、「靴を脱ぐ必要はあるのか?」という議論が持ち上がっています。
これに対しある僧侶は「脱ぐことが理想だが、状況によっては脱がなくてもかまわない。
ただし、尊敬の念を忘れてはいけない」という見解を示しました。
作法も柔軟に変わりつつあるようです。
皆様からの質問をメールで受け付けております。件名に「おしえてタイランド」と明記し、info@wisebk.comまでお送りください。