経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
内部監査のデジタル化を考える
「IIAT ANNUAL CONFERENCE」
一般社団法人タイ内部監査協会(The Institute of Internal Auditors Thailand)は6日、「IIAT ANNUAL CONFERENCE 2018」をバンコク都内「Centara Grand & Bangkok@Central World」のコンベンションセンターで開催した。今回の大きなテーマは、“デジタル化への移行”。同協会本部の会長を務め、アジア地域内部監査協会(ACIIA)会長の経験を持つ毛利直広氏、タイ証券取引所のパーコーン・ピータタワッシャイ専務理事、Quality Houses Public Co., Ltd.のCEO・シャッシャード・シッティパン氏と取締役会長・クンパトラー・シロードム氏を招いて議論を展開した。
毛利氏は「社会全体のデジタル化が進む中で、内部監査においてもその動きは加速しています。今までマニュアル的な要素が大部分を占めていた内部監査も、今後さらにデジタル化が進むでしょう。タイにおいては、ビジネスのデジタル化と内部監査のデジタル化の速度には大きな差があるのが現状です」と、タイ国内の内部監査事情について言及。続けて「タイで事業を始める際は、パートナー企業が導入する内部監査担当者と日本本社の担当者が事前にしっかり話をすることが重要です。内部監査は情報がとても大事ですから、日本とタイのやり方の違いを十分に理解し、正しい情報を適時に日本本社に伝えられる仕組みづくりを構築するのが第一」と、タイに進出する日系企業へエールを送った。弊社単独インタビューに応じる、特別ゲストの毛利氏
8/3 タイ現法がシラチャに支店
日伝
機械専門商社の日伝は3日、現地子会社ニチデン(タイランド)が東部チョンブリー県シラチャに支店を設置したと発表した。同社によると、シラチャ周辺は日系企業が数多く進出しており、地域の要望に即した営業展開をすることで、業容拡大が見込めると判断したという。ニチデン(タイランド)は2010年6月に発足している。
8/3 ペプシコ向けに米菓OEM、豪州でスタート
亀田製菓
亀田製菓は3日、連結子会社タイ・カメダが飲料・食品大手のペプシコグループの豪州子会社サカタ・ライススナック・オーストラリアの販売する米菓をOEM供給すると発表した。タイ・カメダは今月から同社向けに「うす焼き」をOEM供給する。
同社によると、今回の発表はクロスボーダー事業の一層の拡大に取り組むことにより、中期経営計画において目指すべき姿「グローバル・フード・カンパニー」の実現に向けて、海外展開を加速する一環だという。
8/7 タイ5号プロジェクト、分譲マンション
阪急阪神不動産
阪急阪神不動産(大阪市)は7日、タイ不動産会社セナ・デベロップメントと共同で、タイにおけるマンション分譲事業として第5号案件となる「Niche Mono Charoen Nakorn(ニッチ モノ チャルーン ナコーン)」に着手すると発表した。
同案件は、敷地面積5547㎡、総戸数537戸、2020年12月に完成予定で、バンコク都トンブリー地区に建設する。同地区は高層階住戸や高層階に設けるプール・フィットネス等の共用施設からチャオプラヤー川を臨め、景観が優れていることに加え、周辺に大型商業施設や病院等が揃う利便性の高いエリアに位置しているという。
同社とSENA社では、タイにおいてこれまで第1号案件から共同でプロジェクトを実施しており、今回の案件は第4号案件の「Niche Mono Mega Bangna(ニッチ モノ メガ バンナー)」に続く第 5 号案件で、タイ国内での分譲マンション事業参画戸数は本プロジェクトでの戸数を含め4200戸超となる。「Niche Mono Charoen Nakorn(ニッチ モノ チャルーン ナコーン)」のイメージパース