視聴率低迷の切り札は、芸能人の起用! 出演者は無償奉仕「喜んで協力します」
2014年に起こった軍事クーデーター後から放送されてきた政権放送(番組)に、芸能人や人気アイドルが出演し、賛否両論が飛び交っているという。当初は、軍政が正常に機能していることをアピールする場として開始され、プラユット暫定首相が出演することもあって、多くの国民(視聴率2桁台)が視聴した。
ところが、1年が経過する頃には視聴者離れが始まり、ついには、20万人ほどの視聴者数にまで激減。
政府も、放送時間を短縮したり、時間帯を変更するなど、あの手この手で視聴者離れを防ごうとするも効果は出ず。
ウルトラCとして開始したのが、芸能人の起用というわけだ。
内容は、毎週ゲストとして登場する芸能人が、政府の代表として街に繰り出し、国民の問題を聞き、解決策を伝授するもの。
これまでに、BNK48のキャプテンや国民的俳優のナデート氏など7人が出演。
視聴率も上がり、年末まで同様の内容での継続が決定。
だが、国民からは「芸能人のおかげで政治が身近になった」と賛同の声が上がる一方で、「芸能人を政治に利用するのはどうなのか。
まるで人気取り」と批判もあるようだ。
ちなみに、出演料は無料で、出演者(芸能人)らは「人助けに繋がるのであればと、喜んで協力した」とのこと。
賛否はとにかく、好きな芸能人に声をかけられた国民は、嬉しかったに違いない。