1部はミニコンサートやハイタッチ会、2部は全グループの共演ステージと盛りだくさんのイベント裏で、AKB48メンバーが語った心境、そして他グループとの交流エピソードとは?(取材・文/山形)
<1部ステージ終了後>
ミニコンサートお疲れ様でした! ステージに立ってみて今の気持ちは?
奈:私は今回タイで3回目のステージになるんですけれども、ミニコンサートからこんなにたくさんの人が集まってくれて、楽しい時間を過ごせて、もう充分に満足している自分がいるんですけど、もっといい時間が過ごせるよう本番のステージも頑張ります!.
岡田奈々
倉:1年前に初めてタイでライブを行ったんですけど、タイのファンの皆さんって日本のファンの方とまたちょっと違って、盛り上がり方がすごいダイレクトで。その時からタイのことが忘れられなくて、ずっとタイでのライブを楽しみにしていました! 今日は、タイで初めて観客席の練り歩きをしたんですけど、「嬉しい!」っていう気持ちをこんなに表現してくれるなんて…ってとても感激しました。
奈:わかる〜!
倉野尾成美
向:私も客席を歩く時に、どんな反応になるかなと少し不安もあったんですが、私たちの姿を見つけた瞬間にファンの方が盛り上がってくれる姿を見れてとても嬉しかったです! あと、私は明後日(1月29日)に誕生日を迎えるんですけど、私の限定の生誕Tシャツを来てくれているファンの方がすごく多くてびっくりしました。誕生日をお祝いしてくれているのかなって思えて、嬉しかったです。
下:私はタイに来るのが今回で2回目になるんですけど、1回目で行った握手会に来てくれたファンの方が今回もまた来てくれて。こうして再会できたのが嬉しいですし、これからもっとタイに来て、タイのファンの方々と交流できる機会を増やしていきたいです。
鱗:私は今回新たな発見をしたんですけど、『365日の紙飛行機』というAKB48の曲で歌い出しを担当する奈々さんの歌い方が、日本とタイで違うんですよ。日本では奈々さんの声にファンの方が聞き入って、奈々さんもしっとり歌いあげるんですけど、タイは皆さんも一緒に歌ってくれるからか、歌い方がちょっと感情的になるというか。
岡部 鱗(りん)
奈:そう! なんか楽しくなっちゃって。
鱗:情熱的というかポップというか、日本で歌ってる時より明るい雰囲気になる。
奈:バレてた?(笑)
鱗:歌う場所によって、違う雰囲気になるのが面白いなと思って聞いてました。
久:私は今回初めてタイに来たんですけど、ファンの方と一緒に楽しむイベントで海外に来るのも初めてなので、初めましての人も多いんですが、コンサートもすごく盛り上がってくれて、タイにはすてきな人がたくさんいるんだなと感じられて幸せでした。
久保怜音(さとね)
高:私は去年『PRODUCE48』という韓国のテレビ番組に出演させて頂いたんですが、それをきっかけにファンになってくださったタイの方も多くて。最近は海外の方々にも知ってもらえるような活動が増えて、ファンの皆さんとの絆も1年前に来た時より、どんどん深まっていると感じます。
横: 昨日は「JAPAN EXPO THAILAND」に出演させて頂いたんですけど、今日は海外の姉妹グループと一緒にという本当に初めての経験で、1部のステージでは登場から「キャー!」という大歓声を聞けて嬉しかったですし、夜のステージが今からすごく楽しみです。
各グループによるミニコンサートでAKB48は全4曲を披露
小:私はタイのステージに立つのが今回で3回目なんですけど、団扇(うちわ)を持ってくださっている方が増えていて感激しました! あと個人的に、今回『言い訳Maybe』のオリジナル衣装を着られたのも嬉しかったです。
谷:私は一度「JAPAN EXPO THAILAND」に出演したことはあったんですが、大きなステージに立たせて頂くのは今日が初めてでドキドキしていたんですけど、出た瞬間からファンの方々の盛り上がりがすごくて。私たちと一体となって楽しんでくれる方が、タイにもたくさんいるんだと実感できました。あと、私の団扇を持っている方も見つけることができ、本当にありがとうございます!
谷口めぐ
今回、海外グループが集結していますが、他のグループとの印象的な出来事はありますか?
高:去年の紅白歌合戦でBNK48と『恋するフォーチュンクッキー』をコラボしたんですけど、その時ペアだったミューニックちゃんが今回、私にプレゼントを用意してくれて。象のかわいいグッズを……。象って皆さんが想像する象じゃなくて(笑)、もうこんなにかわいい象は初めて見たっていうくらいにかわいい象をプレゼントしてくれて。あと一緒に撮った写真を現像して、その裏に日本語で「大好き」っていうメッセージを書いて渡してくれました。もう本当に嬉しかったです。仲良しです。タイの妹的な存在ですね。
高橋朱里
逆に、何かお返しはされたんですか?
高:あ…あの私は、そうですね。「スマイル」というお返しを。
一同:笑
高:はい、今度しっかりと準備して、お姉ちゃんらしいところを見せたいと思います。
向:私も、紅白歌合戦でペアだったBNK48のカイムックちゃんが突然、手作りのロールケーキをプレゼントしてくれて。しかも、ロールケーキの表面が全部クマさんの柄で、上にもクマさんのチョコが載っていて、今まで見たことがないくらいかわいくて、本当に感動しました!
向井地美音
いいですね〜。逆に、今後の交流に向けて目標や意気込みはありますか?
小:私は日本語以外話せないので会話が難しいんですけど、他のグループの皆さんは日本語を勉強している子がすごく多くて助けられていますし、私も少しずつ言葉を覚えて、もっと仲を深めていきたいです。あと今回BNK48のミュージックちゃんと仲良くなったので、さらに他のメンバーとも仲良くなりたいなと思います!
小栗由以
下:私は BNK48が日本に来て劇場公演を見に来てくれた時に、メンバーのジェニスちゃんが「ダンス上手だね」って声をかけてくれて。それでその時に「一緒のステージに立てたらいいね」って約束してたんですよ。
9人:お〜!
下尾みう
下:なので今回、その夢が叶って嬉しいですし、ステージ上でもアイコンタクトができたらいいなと思ってます。
なるほど。実際のリハーサルはどのように進行されたのか、気になります。
横:今回のリハーサル前は、どの言葉を使うんだろうって気になっていたんですけど、ダンスの先生や演出の方が日本語と中国語と英語を使い分けてくれて。あとは元AKB48で現BNK48の伊豆田莉奈ちゃんや、現Team TP48の阿部マリアちゃんが間に入って助けてくれました。
AKB48グループ総監督・横山由依
それは心強いですね。
横:そうですね。あとはステージで、“音楽でひとつに”なれたらと思います!
それでは、最後に明後日21歳の誕生日を迎える向井地さん(取材時)。次期総監督継承の件も含めて、どんな1年にしたいですか?
向:昨年、AKB48グループ総監督に横山さんから指名して頂きました。この1年は…そうですね。今の時点で円陣や挨拶はやらせて頂いているんですが、そういったものを含めて、次期総監督としての修行を頑張っていきたいです。あと普段は日本国内のメンバーと会う機会がほとんどなんですけど、今回のイベントで「AKB48グループって、世界にこんなにたくさんの仲間がいる大きなグループなんだ」と改めて感じました。そんなグループのまとめ役を自分ができるかという不安はあるんですが、みんなと仲を深めて、より一層、海外グループも合わせてひとつになっていけたらと思います!
岡田さん、高橋さんは向井地さんと同じ年ですが、どのようにサポートしていきたいですか?
奈:みーおん(向井地)はほぼ同期みたいな感じで、ずっと慕って仲良くさせてもらってるんですけど、48グループに対しての愛が深いので、みーおんなら48グループを安心して任せられると思う反面、まだまだ不安なことも多くあるだろうから、私も仲間として、友だちとして支えて、一緒にこれからのAKB48を作っていきたいです。
高:みーおんは寝るのが好きで、睡眠がすごく大事な人なんですよ。
向:やめて〜(笑)
高:そういう部分もメンバーが支えていかなきゃいけないなと思うので、みーおんが快適に眠れるように、私もサポートしたいと思います!
ありがとうございました!(笑)
<2部ステージ終了後>
ライブお疲れ様でした!
高:もう1曲目から会場が爆発するんじゃないか、というくらいの歓声で盛り上がってくれて。本当に希望が詰まった、今後のグループへの期待に満ち溢れたコンサートだったと思います。この想いをもっとみなさんに感じてもらえるよう、これからも頑張っていきたいです。
グループ結成13年の重みを感じさせる、圧巻のパフォーマンス
全グループで計33曲を歌い上げた(写真は『桜の花びらたち』)
谷:私は日本のメンバーとしかコンサートをやったことがなかったので、通訳さんがいたり、海外グループのメンバーとコミュニケーションをとったり、そういった一つひとつに感動していました。やっぱりアイドルは世界共通で、“楽しくてかわいい”をファンの皆さんにお届けすることだと改めて思いました!
久:とにかくもう「楽しい!」という気持ちが一番でした。私は初めての海外公演で、海外グループの方と一緒に出演するのも初めてだったんですが、皆さんとてもハイテンションで私まで楽しくなりました!
初めての海外ステージに興奮冷めやらない久保怜音
下:ライブが終わった時に「まだ終わりたくないよ〜」っていう気持ちが押し寄せてきました。ステージに上がってから終わるまで本当にあっという間でしたが、またこんな舞台に立てるよう頑張ります。
(左から)倉野尾成美、下尾みう
では倉野尾さん…湯上がりみたいな格好ですが(笑)
倉:この格好になったら、いろんなメンバーに「かわいい」と褒められました! 爪痕は残せたかなと思います(笑)。ともあれ、今回のコンサートは初めてのことばかりで、最初はどうなるんだろうと心配だったんですが、とても楽しく終えることができて本当に良かったです! 次はぜひ秋葉原でも開催したいですし、そこで私たちAKB48がもっと先頭に立って、グループを引っ張っていきたいと思います。
―またタイでもお待ちしてます!
終演後、ステージ裏では各グループが入り乱れてイベントの成功を喜んだ
開演前、恒例のグループ全員による円陣も
<番外編>
BNK48キャプテン・チャープランへ直撃!
本イベント限定・世界選抜「WRD48」ではセンターに抜擢(写真中央)
今日のステージの感想をお願いします!
本当に楽しかったです!それぞれ違う国のメンバーが集まって、先輩や後輩たちと一緒に出演できて本当に嬉しかったですし、今回このコンサート開催が決まった時から、ずっと今日という日を待ち望んでいました。私にとって、とてもいい経験になりました。それに、スペシャルユニットもありましたよね。このコンサート限定ですよ♪皆さん、本当にありがとうございました。また会いましょう!
尊敬するAKB48岡田奈々とのユニット曲『てもでもの涙』にて
“AKB48Gアジアフェス”イベントレポートは、コチラ