横行するタクシーの悪質行為 規制強化のカギは、SNSで拡散!?
ぼったくり、乱暴な運転、身勝手な違法駐車…。
警察が規制強化に乗り出すも、相変わらずマナーの低さが取り沙汰されるタイのタクシー事情。
昨年、陸運局のコールセンター(1584)に寄せられたクレームはなんと4万8000件以上。
とりわけ違法な乗車拒否による通報が多いという。
乗車拒否は客を困惑させるだけでなく、渋滞の原因にもなるため、長らく問題視されてきたが…。
そんな中、タイ人女性のペーミカーさんが自身のフェイスブックに「タクシーで乗車を断られたら、すぐに警察に通報しましょう!」と投稿し、世間の注目を集めている。
ペーミカーさんは今月18日、都内の商業施設「プラチナム・ファッションモール」前から車で25分ほどのパタナカーン通りまでタクシーに乗ろうとして、乗車を断られた。
以前にも同施設からの乗車を拒否され、運転手の態度にも腹が立ったと言うペーミカーさんはすぐさま「このタ運転手に乗車を拒否された!」と叫び、近くの警察官を招集。
運転手はその場で1,000バーツの反則金納付書を手渡された。
投稿には「モラルに則り、乗客を迎えるか、通報されて反則金を収めるか、よく考えて行動すべき」と警告を添えている。
タイ警察は先月末、大型商業施設の周辺で乗車拒否やメーター不使用を繰り返すタクシー運転手を逮捕すると公表。
初犯でも罰金と講習、再犯なら免許の一時無効化の処分が科されることからも、運転手の早急な意識改革が必要だ。