飼い主が宝くじ15回当選 投資家は株式占いにも興味
月2回、宝くじの抽選日が近づくとタイの国民は当選を勝ち取ろうと、神木に拝んだり、障害を持つ動物に数字を選ばせたり、さまざまな手段に打って出る。最近、タイ西部のラーチャブリー県にあるフアイシンナシー寺院で飼われている1羽のカラスが注目を集めている。
名前は「グイ」。
外見は普通だが、人懐っこく、ご機嫌な日には挨拶したり質問したりするなど、まるで人間のように喋るのだという。
ある日、飼い主の僧侶は0〜9の番号が書かれた紙を丸めて、グイちゃんにくちばしで選んでもらったところ、その数字の宝くじが見事当選。
その後も同様に宝くじに挑み続けた結果、僧侶は計15回も当たりを引いたようだ。
その噂が広まり、“グイちゃん詣”を行う人が後を絶たない。
5月27日に同寺院を訪れた親子はグイちゃんが言葉を話すよう、焼豚や焼き鳥などをごちそうした。
プレッシャーを感じたのか、グイちゃんは無言で食事したが、その後は宝くじの数字を占い、さっそうと飛び立っていった。
ネット上では「くだらない」と一蹴する声がある一方で、「宝くじより株式市場を占ってほしい」と投資家までもグイちゃんに関心を寄せているという。
とどのつまり、ギャンブルも投資も行く末は神のみぞ知るということだろうか。
ちなみに、グイちゃんが選んだ数字は「79」。
6月1日の抽選結果に注目だ。