惜しくも東京五輪への切符を逃したタイ代表。 監督の辞任宣言に続き、選手の離脱も噂され…
「東京五輪、バレーの出場国が出そろう!」。13日、こんな見出しが各国のメディアを賑わせた。
女子バレーボール競技の出場権を巡り、大陸予選が行われていたことは周知の通り。
出場を決めたのは開催国枠の日本チームの他、トルコやドミニカ共和国など全12カ国。
世界14位、悲願の初出場を狙うタイ代表も当然アジア代表の座を狙い、“最後の戦い”に挑んだ。
しかし残念ながら決勝で韓国に3−0で敗れ、五輪の道は絶たれてしまった。
タイ国民の多くは落胆しつつも選手たちの健闘を讃え、賞賛を送っていたに違いない。
しかしチームを率いたシーワチャラメータクン監督は試合直後に異例の辞任を発表した。
2016年にヘッドコーチに就任して以来、名監督として知られる同氏は「選手たちを五輪に連れて行くことができなかった。
国民の期待に応えられなかった責任は自分にある」と語り、現在は協議が続けられている。
さらに、チーム内にも不穏な噂が囁かれる。
とあるタレントが自身のSNSに選手との会話を映した動画を投稿。
その中で、キャプテンのウィラワンら5人の中心選手が引退を“匂わせ”ているのだ。
彼女たちは明言を避け、5月の国際大会へも参加予定だが、ファンの間にはすでに受け入れムードも漂っているという。
18日には西野監督率いるサッカー男子も敗退し、現時点でタイから五輪出場が確定しているのは射撃など6つの種目のみ。
いずれにせよ、選手たちの活躍を祈るばかりだ。