HIVが感染しない!?

「コンドームなしの性交渉でも感染しない方法教えます」 感染者によるSNS発信が“大炎上”

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、その後、自身のFacebookやテレビ番組で「HIVは感染しても、きちんと治療を受けていれば普通の生活が送れるし、パートナーへの感染も防げる」と啓発活動をしていたタイ人のピート氏。

そんな彼が、今年に入り、突如として「コンドームをせずに性交渉しても感染しない方法を一人500Bで教えます」と発信し、大きな反響を呼んでいる。

そもそも同氏は、2018年に自身がHIVに感染していることがわかると、世間のHIV陽性者への偏見や理解を求めるための活動を開始。

すると多くのテレビ番組で取り上げられ、感染者や一般視聴者から共感と応援の声が届き、瞬く間にピート氏の知名度は高まった。

ところが、突如として同氏の発言があらぬ方向へ。

「コンドームをせずに〜」と言いだしたかと思えば「感染していない人が感染するよう、HIVを広めて皆で感染しよう」と発信を始めたという。

当然ながら、多くの医療関係者は「そうした研究はあるが、世間を惑わす安易な発信は止めるべき」と批判。

ピート氏のSNSは大炎上し、同氏とSNS上で大バトルを繰り広げた看護師のナリンヤー氏を養護するハッシュタグ「♯SaveNarinya(ナリンヤーを守る)」が、タイのTwitterでトレンド1位となった。

また、タイ保健省も「感染防止にはコンドームは必要」と苦言を呈した。

その後、ピート氏は「コンドームをせずに〜」については、行わないとしたが「自分の考えは正しい」と主張を続けているという。

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