タイへの有償資金協力に関する書簡を交換
在タイ日本国大使館は3月30日、梨田和也駐タイ日本国特命全権大使とウッタマ・サーワナヨン財務大臣との間で、94億3,400万円の有償資金協力「産業人材育成計画」に関する交換公文の署名を行ったと発表した。
タイ政府は2016年より新経済戦略「タイランド4.0」を打ち出し、従来の労働集約型産業から次世代自動車やスマートエレクトロニクスなどを主とする産業高度化を掲げてきたが、既存の教育システムでは専門性を備えたエンジニアを育成できていなかった。
本協力により、電子化・自動化・電動化などに対応できる、専門性を備えたエンジニアの育成を目指す。
具体的には、タイのバンコクにおいて2校の高専を設立・運営すると同時に、日本の高専と同水準の高専教育の提供、日本高専への留学機会などを提供していくという。