タイのコーヒー豆は大きく分けると、インスタントコーヒーなど大量生産向けに南部で栽培される「ロブスタ種」と、北部の山岳民族らを中心に栽培される「アラビカ種」があります。
特に後者は、ミャンマーとの国境周辺に暮らしていた山岳民族内でケシ栽培によるアヘン中毒が蔓延していた時代に、王室発の自立支援プロジェクトとしてコーヒー栽培が導入されたことでも注目を集めて来ました。
チェンライやチェンマイ、ランパーンなどの山間部では、コーヒー栽培が村全体の収益を支えているといっても過言ではありません。
また、自社農園で育てたコーヒーを提供する「ドイチャン・コーヒー」や「ドイトゥン・コーヒー」を筆頭に、近年はバンコクでもこのアラビカ種を使用するカフェが増えてきています。
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