タイ屈指のフォトジェニックなお寺として知られる「ワット・パクナム(正式名ワット・パクナム・パーシーチャルン」。
その一角に2017年から建設中の高さ69mの巨大仏もまた、写真映えすることから注目を集めています。
一体、どのように造られているのでしょうか?
まずは、砂を混ぜた粘土で仏像を成形し、その上から蜜ロウを被せて原型を作ります。
これは「蝋型鋳造(ろうがたちゅうぞう)」と呼ばれる技術で、日本では飛鳥・奈良時代に用いられていたのだとか。
その後、よく乾燥させてから口または仏像の中空部に穴を開け、約800℃で焼いてロウを溶かし出します。
その隙間に溶銅を流し込めば、骨組みは完成。
丁寧に磨き、仕上げに金箔を塗って出来上がりです。
その神々しい姿は、まさに職人技の賜物と言えるでしょう。
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