「おはよう」「こんにちは」「さようなら」。
こうした日常の挨拶として広く使われる「サワディー」ですが、実はタイ語ではなく、1930年代に生まれた造語の一つ。
もともとタイ語には正式な挨拶語がなかったため、チュラロンコーン大学文学部のプラヤー・ウッパキタシラパサーン教授がサンスクリット語で繁栄・吉祥を意味する「Svastika」から考案。
これをタイ人が発音しやすい「サワディー」に言い換え、当時始まったばかりのラジオ放送で使用したことから学生を中心に流行し、全国各地にまで普及したとされています。
さらに43年1月には、国の強化政策を推し進める時の首相が挨拶として使うよう国民に宣言。
その後、タイ語の辞書にも収録され、正式なタイの挨拶語として認められました。
皆様からの質問をメールで受け付けております。件名に「おしえてタイランド」と明記し、info@wisebk.comまでお送りください。