親友同士のマッチゲーム

“芸能人がボクシングの試合をする人気番組「10 Fight 10」。 親友同士の女性二人が闘った好カードの結果はいかに…。

タイで人気の格闘技といえば、やはりムエタイとボクシング。

テレビを見ていると試合をよく目にするが、数あるボクシング中継の中でもひときわ高視聴率を誇る番組が「10 Fight 10」だ。

芸能人が2チームに分かれて闘うという内容なのだが、番組ファンの間でとても話題となった試合があった。

それは番組初の女性選手同士のカード。

一人は2002年のミス・ティーン・タイランドで女優の「シア・ティカンポーン」。

そしてもう一人は2006年のミス・タイランドで医師の「ジアブ・ララナー」。

美女同士の対決ということもあり注目の一戦となった。

さて、試合はシアの優勢に見えたが結果ドローに。

視聴者からは「シアの方が明らかに強かった」「二人が親友同士なのはわかるがドローはないだろう」などと批判が集中。

さらにジアブが試合前に麻酔薬を打っていたという疑惑が持ち上がった。

あまりにも騒ぎが大きくなったのを受け、ジアブは麻酔薬疑惑に対する釈明を行った。

試合の前日の練習で転倒し、あまりの痛さのため検査をすると助骨にヒビが入っていると判明。

しかし試合をキャンセルしてしまうと、親友であるシアが練習を重ねてきた努力が水の泡となってしまう。

また、多くのファンをがっかりさせるのも耐えられなかった。

そして自らも医師であるジアブは、助骨に麻酔薬を打って試合に臨むという選択をしたのだった。

女性同士による初のマッチゲーム。

その舞台裏には、親友を気遣うドラマがあった。

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