これは、不運を追い払い、幸運を呼び込むためのもの。
ちなみにこの儀式、あまり一般的ではなく、一部の信心深い人たちのものだといいます。
花と線香を持った付添人たちの立会いで棺の中に入り、その間に過去の失敗や過ちを考えます。
僧侶が経を唱え儀式は5分ほどで終了。
その後、空になった棺は火葬されます。
一度まるで死んだような体験をして、生まれ変わるとされています。
生きる価値を再認識するために
この儀式は、不運を追い払うだけではなく、生きるということに対して前向きになり、自らの人生に新たな価値を見出すためだと言われています。行われるのは、たいてい新しい年を迎える直前。
それまでの悪いことを消し去り、健康と家族の幸せを願う。
そんな思いとともにこの儀式を行うことで、縁起の良い年になると信じられています。
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