世界最大級のミスコン「ミス・グランド・インターナショナル」。 遂に開幕した華やかなステージの裏側を覗いてみると…
コロナ禍の影響でタイに舞台を変え、半年遅れで開催された「ミス・グランド・インターナショナル2020」。世界63カ国の代表らは入国後に隔離検疫を強いられたものの、隔離中の自撮り動画もSNS票として得点となることから、美女たちの体当たりの投稿も話題を集めた。
数ある審査の中でも、花形は自国の文化を象徴するコスチュームをまとい、独創的なパフォーマンスを繰り広げる「民族衣装部門」だ。
24日に行われた同審査には入国後にコロナ陽性が判明した2名も参加。
会場は異次元の輝きに包まれた。
また今年は仏塔のような黄金色のドレスで祈りの舞を披露したミャンマーや、“I AM VERY PROUD TO BE BLACK”の文字が目を引く上衣でランウェイを闊歩した米国など、メッセージ性の強い衣装が人々の目を奪った。
こうした中、不本意にも“パクリ疑惑”で注目されてしまったのがラオス代表だ。
有名タイ人デザイナーが製作したという衣装のテーマは、通称「ベタ」と呼ばれるシャム闘魚。
一見すると熱帯魚らしい艶やかな色使いと立体的なあしらいが見事なのだが実はこの作品、昨年タイで開かれた別のミスコンの優秀賞作品に“控えめに言っても瓜二つ”。
SNSに公開するや否や大ヒンシュクを買うことに…。
同デザイナーは「数年前から構想を温めており、発表の場がなかっただけ」と盗作を否定し、大会側も「文化の類似」として着用を認めたが、審査終了後にラオス代表やデザイナーらが会見を開く異例の事態となった。
兎にも角にも、27日の決勝で栄冠の行く先が明らかに。
個人的には、こけし装束から全身メタルカラーのロボットへと紅白歌合戦顔負けの早変わりを見せてくれた日本代表にも一票を投じたい。