AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出
セレッソ大阪
9月8日(水)17時から北海道コンサドーレ札幌と対戦
昨季のJ1リーグで4位となり、今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも参戦しているセレッソ大阪だが、チームの基盤を作ったスペイン人のロティーナ監督が退任し、今季よりブラジル人のレヴィー・クルピ監督が指揮を執っている。
クルピ監督は1997年、2007~11年、12~13年とこれまでに3度C大阪の監督を務めており、今回が4度目の就任となった。現在は欧州で活躍する香川真司、乾貴士、南野拓実ら日本代表級のアタッカーを育てた名将は、攻撃スタイルの構築に定評がある。昨季までは守備組織をオーガナイズし結果を出してきたC大阪だが、本来のクラブカラーである攻撃サッカーの復活を求め、クルピ監督にチームの再建を託したのである。
ACLでもアジア各国のライバルを撃破し、グループリーグを首位で通過。9月中旬から始まる決勝トーナメントに駒を進めている。
上り調子で、上位進出なるか!?
リーグ戦では勢いは長く続かず、12節から11試合未勝利という不調に陥った。それでも8月21日に行われた25節の横浜FC戦では3-1と快勝を収め、長いトンネルを抜け出している。シーズン後半戦に向けて徐々に調子を取り戻しており、残りの試合で上位進出を目指す。
3年連続で得点王に輝いた大久保嘉人が
2006年以来、15年ぶりにチームに復帰
攻撃スタイルへの回帰に向けて、タレントは十分に揃っている。ドイツ、スペインなどで活躍した元日本代表で、10番を背負う清武弘嗣をはじめ、リーグ屈指のドリブラーである坂元達裕、さらにはC大阪でプロのキャリアをスタートさせ、川崎フロンターレ時代には3年連続で得点王に輝いた大久保嘉人が2006年以来、15年ぶりにチームに復帰。他にも、アカデミー育ちの気鋭のアタッカー、22歳の中島元彦ら若きタレントも備え、アグレッシブで娯楽性に満ちたサッカーを展開している。
今季はスタートダッシュに成功し、狙い通りに多くの得点を奪うサッカーを実現。牽引したのは今年39歳となった大久保で、開幕5試合で5得点とゴールを量産し、衰え知らずの活躍を見せた。