その理由は、梁は故人が宿る“家の精神”だと信じられているからです。
昔の家には大きな梁があり、幽霊が住んでいるその下で寝ると金縛りにあうと言われています。
また、 重いものがのしかかってくる感じがしたり、悪い夢を見ることも。そしてもう一つ、頭を西向きにして寝るのは良くないという信心。
お寺の火葬場では亡骸の頭を西向きにするのがその理由です。
だからタイでは頭を東や北に向けて寝ることが多いようです。
現代では梁が見えない設計に
この“梁の下で寝るのはよくない”という迷信には、現代では少し違った解釈も。それは、梁には埃やクモの巣などが付いていることが多いので、その下で寝るのは衛生上よろしくないというもの。
いい気持ちで寝ているところに、クモがぽとっと落ちてきたりするのはなんとも気持ち悪いですよね。
ただ、今の家は梁が見えない設計となっていることが多いそう。それなら心配することなく熟睡できそうです。
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