オリンピック
ベスト4進出の立役者
谷晃生GK
東京オリンピックで活躍した若手Jリーガーの中から、横浜F・マリノスの前田大然選手、名古屋グランパスの相馬勇紀選手を紹介してきた。
今週紹介するのは日本のベスト4進出の立役者となった、湘南ベルマーレに所属するGKの谷晃生だ。オリンピックでは全6試合にフル出場。PK戦に突入した準々決勝のニュージーランド戦では見事なセーブを見せ、ヒーローとなった。
身長190センチと恵まれた体躯を備えるGKは、ガンバ大阪のアカデミー出身。2018年にトップ昇格を果たすも、出番を得られずに2020年に湘南に期限付き移籍。するとすぐさまポジションを勝ち取り、加入2年目の今季はリーグ屈指のGKにまで成長を遂げている。
高さを生かしたハイボール処理や、鋭いセービングだけでなく、現代サッカーのGKに求められる足元の技術も高い。正確なキックで攻撃の起点にもなれるなど、GKとして必要な要素をいずれもハイレベルに備えている。まだ20歳ながらJリーグ、オリンピックと多くの舞台で経験を積んでおり、A代表入りも期待される逸材だ。