JリーグYBCルヴァンカップ
準決勝
10月6日と10日
ホーム&アウェイ方式で開催
準々決勝で昨季のリーグ王者である川崎Fを撃破した浦和には、西川周作、槙野智章ら代表クラスのタレントが在籍し、今季加入したデンマーク出身のストライカー、キャスパー・ユンカーがゴールを量産。さらに今夏には日本代表の酒井宏樹が加わり、戦力はますます充実した。
一方のC大阪にもタレントは揃う。清武弘嗣、大久保嘉人と元日本代表選手がチームを引き締め、成長著しい坂元達裕が攻撃を牽引。ここにスペインから乾貴士が復帰し、リーグ屈指の戦力を手にしている。
両者は今季のリーグ戦ですでに二度対戦し、1勝1敗の結果となっている。お互いに攻撃スタイルを標榜するチーム同士の対戦は、多くのゴールが生まれるエキサイティングな戦いとなるだろう。
名古屋とFC東京の対戦も興味深い。名古屋は日本代表経験もある中谷進之介を中心とした堅守が売り。前線には東京五輪でも活躍した相馬勇紀が君臨し、ポーランドからやってきたシュヴィルツォクが決定的な仕事をこなす。他にも柿谷ら質の高い選手が揃い、初優勝に向けて隙はない。
一方、FC東京は前回王者として今大会に臨み、難敵を次々に撃破して4強進出を果たした。元日本代表の森重真人を軸とした堅い守りをベースに、ディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンのブラジル国籍トリオが圧倒的なスピードとパワーを駆使してゴールに迫っていく。連覇を成し遂げられるだけのチーム力は十分に備わっているはずだ。
今季のリーグ戦では2試合ともに引き分けに終わっているように、実力は伯仲。この準決勝でも1点を争う緊迫した戦いが繰り広げられるだろう。