川崎フロンターレ王手!
優勝の行方は?
11月3日11:00生配信
昨季、圧倒的な強さで三度目のリーグ優勝を成し遂げた川崎フロンターレが、今季も昨季を上回る勢いで、優勝街道を突き進んでいる。
大黒柱の中村憲剛が昨季限りで引退し、今季はその影響が懸念されたが、心配はご無用だった。開幕5連勝とスタートダッシュに成功すると、その後も無敗で首位をひた走り、開幕25試合負けなしというリーグ記録を樹立した。
三笘薫、田中碧と2人の主力が海外移籍した影響から、東京オリンピック中断明け後にやや調子を落とし、26節のアビスパ福岡戦では今季初黒星を喫した。2位の横浜F・マリノスの猛追を受け、一時は勝点2差まで迫られる時期もあったが、ここからが王者は強かった。27節の札幌戦から破竹の7連勝を達成。33節を終えて26勝6分1敗で勝点を84にまで伸ばし、2位の横浜FMとの差を12ポイントに広げている。
残り5試合の時点でこれだけの大差がついており、次節にも優勝が決定する。条件は川崎Fが勝利し、横浜FMが引き分け以下の場合。川崎Fが引き分けたとしても、横浜FMが敗れれば優勝が決まる状況だ。
次節、川崎Fはホームで浦和レッズと対戦する。現在5位のチームは、3位以内が手にすることのできるACL出場権の獲得に向け、高いモチベーションを備えているだけに、一筋縄ではいかないだろう。
一方の横浜FMはガンバ大阪をホームに迎える。こちらは残留争いから抜け出すために、強い危機感を持つ。同様に簡単な相手とはならない。
横浜FMとすれば、他力の状況ながら、可能性ある限り諦めずに優勝を目指して戦い続けるだろう。最終節に待ち受ける川崎Fとの直接対決まで、果たして望みをつなぐことができるだろうか。