2021.11.10-熾烈を極める!! J1昇格争い

熾烈を極める!!
J1昇格争い

 
明治安田生命J2リーグは、10月31日に第36節までを消化し、今季も残り6試合となった。
 
2位までが手にすることができる注目のJ1昇格争いは、首位のジュビロ磐田(勝点77)と2位の京都サンガF.C.(勝点75)が優位に立っているが、3位以下のチームにもまだ可能性は残されている。
 
ここへきて勢いを増しているのがヴァンフォーレ甲府だ。8月に1勝もできず、昇格争いから大きく後退したものの、9月以降に行われた9試合で7勝1分1敗と驚異のV字回復を実現。2強との差を一気に詰め、勝点67で3位にまで浮上した。

 
甲府は2006年の初昇格を皮切りに、これまで三度昇格を経験したが、2017年を最後にJ1の舞台には戻れていない。昨季は4位と健闘したものの、昇格を果たした2位のアビスパ福岡との勝点差は19と大きく水を開けられてしまった。
 
今季もシーズン前半は連勝したかと思えば、未勝利の試合が続くなど思うように勝点を積み上げられなかったが、後半戦に入ると安定した戦いを示し、シーズン終盤まで昇格の可能性を残している。
 
残り6試合は一戦必勝
逆転昇格を実現するにはこれ以上の取りこぼしが許されないなか、残り6試合は一戦必勝の戦いが求められる。11月14日に行われる松本山雅FC戦も同様に、勝利こそが必要な一戦だ。残留争いに苦しむチーム相手に甲府はいかなる戦いを見せるのか。昇格への想いを強く持つ選手たちの気迫溢れるパフォーマンスに注目だ。
 

失点はリーグ3位と固い守り
攻撃陣の奮闘に注目


3年目を迎えた伊藤彰監督の下、3-4-2-1の布陣で戦う甲府は今季、リーグで3番目に少ない31失点という堅い守りを軸とし、安定した戦いを実現。ポゼッションとカウンターを巧みに使い分け、鋭いサイドアタックも機能する。得点源の泉澤仁が9月に今季絶望の大怪我を負ったのは痛手ながら、ウィリアン・リラ、宮崎純真ら他の攻撃陣が奮起し、1点差をモノにする勝負強さも培われている。

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