冷水にご飯を浸した「カオチェー」って?

特に暑い日にぴったりの伝統料理、それが「カオチェー」です。

冷水に浸したご飯と、バラエティに富んだ具を一緒にいただくのがそのスタイル。

ご飯と一緒に食卓に並ぶのは、エビのペーストボール、赤玉ねぎの詰め物、ピーマンの詰め物、大根と卵の炒め、細切り豚肉炒めなどで、想像しただけでも食欲が湧いてきそうです。

冷えひえのご飯にジャスミンの花を浮かべれば、ほのかに良い香りも。

さらに氷を加える食べ方もあるそうで、まさに南国の料理ですね。

宮廷料理のメニューにも

もともとはモン族の伝統的な料理だった「カオチェー」。

器の中に吉兆が入っているとされ、ソンクランには僧侶や神様に献上する習慣がありました。

ラマ4世時代にはモン族からタイに伝わり、宮廷料理として王室の食卓にも並ぶようになったとのこと。

また、冷えた水分を含んだご飯を食べることで体温調整ができ、しかも消化も良い。

乾燥肌や便秘などにも効能があると言われているので、ぜひお試しあれ。

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