トラートのクッド島にある超高級リゾートホテルが全焼。
セレブが語る「ソネヴァキリ」の火災対策不備とは…
東部トラート県沖合に浮かぶクッド島。
そこにある「ソネヴァキリ」は、150ライ(24万㎡)の敷地に34戸のヴィラが建つ超高級リゾートホテルとして知られている。
すべてがプール付きヴィラとなっていて1泊4万〜80万B。
本土との送迎にはプライベートジェットを手配するというセレブ御用達のアコモデーションだ。
3月6日の早朝5時45分頃、ここで火災が発生。
燃えたのは4棟のヴィラで、オール木造の建物があっという間に焼失した。
当時、「ソネヴァキリ」に宿泊していたのは著名な医師や芸能人など。
じつはそんなセレブ達が今回の火災について疑問を投げかけているのだ。
それは、超高級リゾートホテルを標榜しているのに、煙探知機、火災報知器、スプリンクラーが設置されていなかったというのである。
著名な小児科医であるオー医師も、滞在していたため火災に遭遇。
火元から逃げる際に足を滑らせてバルコニーから地面へ落ちて失神。
病院へ搬送中に意識を戻した。
彼女はこの体験に基づいてSNSを通じてこんな事を語っている。
「この出来事で時計、バッグ、指輪など、2,000万B以上の資産を失いました。でも、大切なのは命です」。
この早朝の悪夢は、高級リゾートが絶景の眺めを提供するだけでなく、安全性の確保も重要だという教訓を改めて残した。