サッカーのタイ3部リーグでとんでもない暴力沙汰が。
競り合いが原因で腹いせにやってしまった危険行為とは…
【動画】肘打ちのエルボーを放つイサレット選手
サッカーといえば、ボールを取り合う激しい“当たり”も見どころの一つ。
時には熱くなりすぎて小競り合いに発展することもある。
特にタイのサッカーは接触プレーが多いと言われているが、ついに暴力沙汰が起きてしまった。
13日、タイ3部リーグ「バンコクFC」と「ノースバンコク大学FC」の試合は拮抗したゲーム展開。
両者譲らずという状況の中、バンコクFCのイサレット選手とノースバンコク大学FCのスパサン選手がタッチライン際で絡んだ。
ボールをキープしようとするイサレット選手に、スパサン選手がインターセプトを狙って当たったところ、脚を蹴ってしまいボールはラインアウト。
そこで腹を立てたのがイサレット選手。
「さっきのはわざと蹴ったんじゃないよ」と言いたげな表情でアピールするスパサン選手に鬼の形相で向かっていくと、なんと肘打ちのエルボーをお見舞いしてしまったのだ。
それはまるでムエタイ技。
一瞬、ここではムエタイの試合をやっているのかと思えるほどの“見事な一撃”だった。
ムエタイまがいのパンチはすごかったが、そんなことがサッカーで許されるわけがない。
スパサン選手はその場でダウンし、病院に搬送されて24針も縫うという大ケガ。
イサレット選手は即刻レッドカードで退場。
さらに15日には、「スポーツマンシップに欠けた暴行行為を支持できない」という理由でチームを解雇されている。
被害者であるスパサン選手は今後、訴訟も辞さないとしているという。
ピッチでムエタイ技を披露した男。
有名にはなったがその代償は大きい。