アジア各国の強豪クラブが集うAFCチャンピオンズリーグ（ACL）の東地区グループステージが4月15日から5月1日まで、タイ、マレーシア、ベトナムの3か国で短期集中開催された。
およそ2週間で6試合を戦う過酷なスケジュールのなか、5グループに分かれた東地区からは8チームがラウンド16進出を決めた（各グループ1位と2位の成績上位3チーム）。
今大会にＪリーグから参加したのは、昨季のＪ１王者川崎Ｆ、2位の横浜FM、3位の神戸、そして天皇杯を制した浦和の4チーム。グループＨに組み込まれた横浜FMとグループＪの神戸は、それぞれ1位となりラウンド16進出が決定。またグループIの浦和は、韓国の大邱に次いで2位となったものの、2位の成績上位3チームの中に入り、こちらもグループステージを突破した。
一方、グループＩの川崎Ｆは、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムに次いで2位に終わり、各グループ2位の成績上位3チームにも入れなかったことからグループステージ敗退が決まった。Ｊリーグでは圧倒的な強さを示し連覇を成し遂げたものの、悲願のアジア制覇の夢はまたしてもかなわなかった。
また今大会では、東南アジア勢の躍進が光った。川崎Ｆを上回ったジョホール・ダルル・タクジムのほか、タイ勢も健闘。神戸と同組だったチェンライ・ユナイテッドは未勝利のまま大会を去ることになったが、メルボルン シティFC（オーストラリア）、全南ドラゴンズ（韓国）、ユナイテッド・シティFC（フィリピン）が同居するグループGに入ったBGパトゥム・ユナイテッドFCは、3勝3分と負けなしで、見事に首位通過を決めた。
ラウンド16は8月に開催され、神戸と横浜FMの日本勢対決が実現。浦和はジョホール・ダルル・タクジムとの対戦が決まり、BGパトゥム・ユナイテッドFCは傑志（香港）とベスト8進出をかけて戦うことになった。
（文・原山裕平）
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