コンケーンで、なんとバス停の軒下に屋台が出現。
「なんでもあり」のタイだが、さすがにこれは…
屋台といえば、タイの民衆文化を象徴するかのような風景。
海外から訪れた旅行者にも人気があり、一種のアクティビティのように利用されたりもしている。
一方で、この屋台や道端の飲食店が歩道を占拠したり、道路に椅子やテーブルを並べたりすることが社会問題になっているようだ。
とは言いながらも、タイ人の食生活に欠かすことのできないインフラの一つなので、歩道を歩く邪魔に多少なったとしても、愚痴る程度なのが現状かもしれない。
ところがつい最近、東北部コンケーン県で“度を越した” 屋台が登場して話題となっている。
それは、5日にSNSに投稿された1枚の写真が発端。
そこには、なんとバス停の軒下にテーブルと椅子が並べられた様子が写っていた。
まるで“店”と見間違うほどの出来栄えで、佇まいも屋台のレベルを超えたデラックスなものとなっている。
バスを待つ人たちのバス停を、堂々と占拠して営業する度胸は大したもの。
と、褒めるわけにもいかないが、心の広いタイ人も、さすがにこれには呆れたようだ。
写真を投稿した人は「この国も、とうとうここまで来てしまったか」とコメントを添えているが、「使えるものはなんでも使っちゃえ!」というタイ魂を感じさせる意見もあるようだ。
ただ、大方は「これはさすがにアウト」とか「自分勝手すぎるんじゃない?」とか「おいおい自治体は何してるんだよ?」といった批判的なものが多いという。
話題になって早々、自治体職員が現場を訪れて椅子やテーブルを撤去したそうだが、ネット上では「2日後には元に戻るさ」と冷ややかな声が多い。
さて、バス停屋台の行方はいかに。