タイの街なかで必ず見かける、ケーブルが何重にも重なった電線たち。
タイ首都圏配電公社(MEA)によると、タイの電柱は高さによって4種類、電線は3種類あります。
22,000Vの高電圧が流れている電線は危険なので、地面から約10mの高さに設置。
一般家庭に電力を供給するための230〜400Vの低電圧ケーブルは8mに設置。
そして、5m〜5.5mの高さには、電話やインターネット用ケーブルが設置されています。
タイの生活を支える重要なインフラである電線ですが、なぜこのように複雑に絡みあっているのでしょうか。
絡まったケーブルの正体
家庭で電話機が主流だった時代は、電話回線を一般家庭と繋げる必要がありました。
10km範囲内の家庭が同じ電柱を使用するので、ケーブルの数がどんどん増えていきました。
その後、大量に不要になった電話回線ケーブルは残したままで新しいインターネットケーブルを次々に増やしていったので、あんなに絡まっているのだそう。
なお、バンコク都内の不要なケーブルは年内に撤去される予定です。
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