みなさんはタイの政府文書や資料の一番上に描かれている鳥のような絵を見たことはありますか。
これはガルーダ(クルッツ)と呼ばれるヒンズー教や仏教の神話に出てくる神鳥で、タイの国章はこのガルーダをモチーフにしたものになっています。
アユタヤ王朝時代からタイ王室および政府のシンボルとして用いられ、1911年に正式にタイの国章となりました。
以後、憲法や官報など政府の発する文書や書簡にはガルーダの絵が使われるようになったそうです。
タイの神聖なシンボル
ガルーダの紋章はタイ政府の文書をはじめ、政府の建物、権利証書、境界標識、タイ王国警察、タイ王国軍の制服、タイのパスポートなどに描かれています。
ガルーダは神聖なシンボルとされているので、この紋章を虚偽で使用した場合「1年以下の懲役または3,000B〜6,000Bの罰金、またはその両方が課せられる」という法律が制定されました。
タイの紙幣にもガルーダが描かれているので、ぜひチェックしてみてください。
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