タイでは毎年旧暦の12月(今年は11月8日)の満月の夜に「ロイクラトン」と呼ばれる灯籠流し(クラトンはタイ語で灯籠、ロイはタイ語で流すという意味)が行われます。
このロイクラトンはスコータイ王朝時代に始まったとされ、川の女神“プラ・メー・コンカー”に懺悔し、豊穣に感謝するためのお祭りで、毎年タイ全土で行う盛大なイベント。
また、タイ北部ではロイクラトンを「イーペン祭り」と呼び、灯籠流しのほか、ろうそくの火が灯るランタンを空に飛ばす「コムローイ」などが行われます。
地域によってクラトンの種類はさまざま
クラトンはバナナの葉や茎、花などを使い、蓮の形にかたどったものが一般的ですが、タイ各地にはいろいろなクラトンがあります。
たとえば、北部のターク県のクラトンはココナッツの殻で作られています。
クラトンの中に髪の毛や爪を入れると、厄災が一緒に流れると信じられています。
ぜひ今年のロイクラトンで試してみてはいかがですか。
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