チェンマイやチェンライといったタイ北部の地域には涼しい時期に食べられる郷土料理があります。
それは「ゲーンクラダーン」という豚肉を使った煮こごり(煮汁が冷えてゼリー状に固まったもの)。
タイ語でゲーンは「カレー」、クラダーンは「固い」という意味があり、材料には豚肉(主に豚足や皮の部分)のほかカレーペーストやスパイスなどを加えて、弱火で数時間煮込みます。
その後、一晩冷気にさらしておけば、ゼリー状に固まったゲーンクラダーンの完成。
温めたりはせずに冷たい状態のまま食べます。
地域によって味付けもさまざま
ゲーンクラダーンは地域によって味付けもさまざま。
たとえば、チェンマイでは地元産の野菜やバーブを使い、味付けもスパイスは使用せずマイルドに。
また、チェンライでは乾燥唐辛子やカレーペーストを入れるのでスパイシーなカレー風味に仕上がります。
ゲーンクラダーンは熱いもち米と一緒に食べると格別のおいしさが味わえますよ。
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