日本の民話や伝記などに登場する「鬼」。
タイには古くから「ヤック」と呼ばれる「鬼」の存在が言い伝えられています。
ヤックは古代インドの神話に登場する鬼神で、人間に恩恵をもたらす存在として祀られています。
「鬼」と聞くと、恐ろしい妖怪をイメージすることが多いですが、タイでは鬼の姿をした魔除けの守護神(王様を守る正義の鬼神)とされています。
ちなみに「ハヌマーン」という白い猿神も有名。
こちらもインド神話の英雄です。
寺院を守るために造られた
「ワット・プラケオ」や「ワット・アルン」にはヤック像が飾られています。
ヤックは寺院や仏様を悪霊から守るために造られたといわれており、ワット・プラケオには12体のヤックが6カ所の出入口に2体ずつ並び、ワット・アルン本堂の門前には2体のヤックが並んでいます。
また、スワンナプーム国際空港にもワット・プラケオのヤックを模した像が空港内に飾られており、撮影スポットとしても人気です。
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