いくらなんでも、食べるのを思わずためらっちゃうかも。
ATK(COVID-19の抗原検査)の箱に入ったクレープとは…
イギリスの代表的な食べ物といえばフィッシュ&チップス。
熱々のタラとフライドポテトをガブッとかぶりつくように食べるのが美味しい。
注文すると新聞紙に包んで渡されることが知られていたが、じつはこれ、かなり以前に法律で禁止されてしまった。
衛生面に問題があるからで、実際に新聞紙のインクがフライの衣について中毒が出たこともあったそう。現在ではニュースプリント(昔の新聞用紙)という“わら半紙”を使っている。
タイの街角の食堂でもクイッティアオやパッタイの持ち帰り用に、このニュースプリントで包んで渡してくれる店もでてきた。
そんな食べ物の包みでちょっとした“出来事”が。ナコーンパトムに住むFacebookユーザーが投稿した写真にはクレープが写っているのだが、その包みというか箱をよく見ると、それはなんとATK(抗原検査キット)を入れるためのパッケージ。
一見するとオシャレにも見える。
しかし、いかんせん医療器具の箱。
そんなもので食べ物を包んではいかんだろうというのが大方の意見。
この投稿が話題となりテレビニュースも取り上げたため、当のクレープ屋さんもこんな風にコメントした。
「この箱は品質チェックで落ちた、もちろん未使用のもの。
フォントがずれていたりインクの染みがあるなど、印刷に問題があって流通しなかった箱です。今のSDGs(持続可能な開発目標)の世相に合っていると思い使ってみました」とのこと。
どこでどうやって保管されてきたのかわからないので気味の悪いところ。
かつてのフィッシュ&チップスの新聞紙とはちょっと違う気がするのだが、いかがだろうか。