ナース服に身を包んだまま病院内で年越し宴会。
看護師たちがそんなことをしてしまった理由とは…
この年末年始、タイのお正月休みは多くの会社が12月31日から1月2日まで。日本と比べると「たったこれだけ?」と思うかもしれないが、タイでは4月に旧正月であるソンクランが控えていて、大型連休となるのはこの期間だ。
それでもやはり大晦日や元旦は、家族や友人たちと新年を祝いたいのが世の常人の常というもの。
ところが、場所をわきまえずに新年会を開いてしまったことで、世間から槍玉に挙げられた出来事があった。
1月1日、動画投稿サイトのTikTokで話題となったのは、看護師さんたちの年越しパーティの様子。それがなんとナース服に身を包んだままで、テーブルにたくさんの料理を並べ、ビールをラッパ飲みする姿まで映っていた。
しかもパーティ会場は、とあるアユタヤ県内の病院内だというから驚きである。ナース服のままでの飲酒がモラル的に逸脱しているのは当然だが、アルコール規制法でも公衆衛生施設内での飲酒は禁止。当然のようにSNSなどでは非難の声が高まった。
当局の調査によると、投稿された映像の中でビールをラッパ飲みしている女性は、学校を卒業したばかりの看護師で1年目の新人。彼女を含めてパーティに参加した職員などは合計17人にもおよんでいたという。参加者は全員停職。“ラッパ飲み”の彼女は責任を取って1月3日時点で辞職を決めた。
コロナ禍の激務を乗り越えてきた看護師や病院スタッフの面々。さぞ、ストレスも溜まっていたに違いない。さすがに「マイペンライ」とはいかないと思うが、深く反省しているとのことなので忖度のある処分を願いたい。