最近の日本の銀行預金金利って何％なのでしょうか？

私が幼い頃お年玉をもらうと、必ず「貯金をしておきなさいよ!」と言われたものです。貯金は美徳の一つで、子ども心にも貯金の大切さを感じていたと言えるでしょう。

しかし、今やメガバンクの定期預金金利は0.002%しかなく、100万円を1年間預けてもわずか20円ほどの利息が付くだけ。100万円を預けておいても、たったこれしか受け取れないという超低金利の時代になっています。

ただ、こういわれてもピンとこない方も多いかと思います。金利がたかだか数％変わったところで、大して変わらないのでは？と考えてしまいがちです。でも、昔の日本では銀行や郵便局に預けるだけで、お金が10年で2倍近くに増えるという夢のような時代がありました。今では考えられないようなことですよね。

10年で元本を２倍にするには7.2％の年利が必要になります。それが当時の郵便局の定額貯金の利回りですと、1974年時点ではなんと年利8％。こんなに高金利の時代があったんですね。

こういった時代を知っている祖父や祖母、そして親の世代は、やっぱり銀行にコツコツ貯金をするのが一番だというイメージを持っています。ですので、私が子どもの頃に言われた「貯金をしておきなさいよ！」というのは、高金利だった時代には正しい資産運用の方法でした。

しかし現在は、 金利のいい銀行でも残念ながら0.3％です。これですと、100万円を1年預けても3,000円の利息しか付かないのが現実となってしまっています。こういった状況にある今、お金を少しでも増やすには、どこに資産を置いておくかが重要になってきます。