空中に散乱する総額15万バーツのお札。
タイの田舎町で起こった僧侶の誕生日イベントとは…
国民の9割が仏教を信仰するタイでは、街のいたるところでオレンジ色の袈裟を身にまとった僧侶を見かける。また本来、タイの僧侶はお金を受け取ったり、所有したりすることは禁じられているが、タイの田舎町で起こった僧侶らしからぬ誕生日イベントの動画が話題となっている。
3月28日、タイ東北部スリン県にある寺院で、とある僧侶の誕生日イベントが行われた。当日は彼の46回目の誕生日と僧侶として24周年を祝うため、多くの在家仏教徒らが出席。ここまでは「よくある誕生日のお祝い」といったところだが、ここからパリピ僧侶が本領発揮。ドラマや映画でビルの上からお金をばら撒くシーンを見たことがある人も多いと思うが、なんと彼は紫のカーテンで飾り付けされた特設ゴンドラに乗り込みクレーンで空中へ上昇し、そこから下にいる来場者たちに対し総額15万バーツの現金をばら撒き始めたのだ。参加者たちも何が降ってきたのかと驚いた様子だったが、お金だとわかるや否や、我先にと両手を伸ばして掴もうとする人や裏返した傘の内側を使ってお金を集めようとする人もおり、会場は大混乱となった。
動画を見た視聴者からは「僧侶なのにどうやって15万バーツものお金を集めたの?」「普通に配ればいいのに」「ゴンドラに乗って(お金を)ばら撒くのは乗っている人も、地上にいる人も危ない」といった至極まっとうな意見ばかりが上がっている。
この僧侶がお金をばら撒いた真意はわかっていないが、このお金はどこからやって来たのか、その真実はお釈迦様だけが知っているだろう。