手錠をつけて歯科検診
歯科クリニックに現れたのは、なんと手錠を付けた女性。
困り果てて来院した、そのおかしな事情とは…
困り果てて来院した、そのおかしな事情とは…
映画のワンシーンなどで、警官にかけられた手錠をいとも簡単に外してしまうというのがある。しかし実際に、そんな容易に外せるのかというとそうではなく、鍵がなければ素人にはまず外すことができない。そんな手錠にまつわる“ちょっと笑える”出来事が話題になっている。
7月上旬、とある女性が東北部ウドーンターニーの歯科クリニックを訪れた。ところが様子がおかしい…歯の定期検診のために来院したというのだが、その女性の左手首にはなんと手錠がかけられている。女性ははにかみながら歯科医にこう言った。「これをどうにか外してもらえませんか」。
女性によると、新米警察官としてコンケーン県で働いている息子が帰省した際にふざけて手錠をかけたとのこと。ところが手錠が不意にロックしてしまったという。手錠を外すには鍵が必要で、なんということか息子は鍵をコンケーンの自宅に忘れてきてしまった。そこで彼女は困った挙句に、予約してあったこともあり、手錠をかけたままクリニックへ行くことに。
手錠をかけられた姿を見て、歯科医は警察に頼んだ方がいいと勧めたが、女性は「ふざけて手錠をかけたら外せなくなったなんて恥ずかしくて言えないし、こんなくだらない理由で息子が懲罰を受けることになったら困る」という。そこで歯科医はYouTubeを見たり、医療器具を使って手錠を外そうとしたがさすがに無理。スパイ映画さながらの華麗なる“手錠外し”はそう簡単にはできない。
結局、女性は警察へ出向いて手錠を外してもらうしかなかった。ちなみに歯の具合は問題なしだったという。