とあるホテルの奇々怪々
旅先で疲れ切ってチェックインした後のとあるホテル。 その一室で真夜中に起きた奇妙で怪しい出来事とは…
廃墟ホテルは日本国内だと1千軒近くもあるそうで、心霊スポットとして知られる有名なところも多いようだ。今回は心霊現象などの「怖い話」を扱うSNSなどで取り上げられることが多い、ホテルでの話。
そんなホテルにまつわる怪談さながらの出来事が、今タイで話題となっている。場所は国内のとあるホテルで、廃墟ではなくれっきとした営業中のホテル。そこに泊まったある男性がこんな体験をした。
午前1時過ぎ、男性は寝ていたベッドの足元で人が歩く足音がして目が覚める。そしてトイレで水が流れる音がして少し経つと静かに。不審に思った彼は部屋のすべての照明をつけ、部屋の隅々を見て回った。
部屋は5階なので、まさかベランダからの侵入者はいないだろうと確認すると、なんとそこには祠が置いてあるではないか。「なぜ、客室のベランダに祠があるんだろう」と不思議に思いながら部屋へ戻ると…壁にはさっきまではなかった足跡が付いていて、「死」という文字も書かれていた。おまけに枕元にはなかったはずの硬貨が置かれている。
さすがに気味が悪くなった彼は、部屋を変えてもらったのだがなかなか寝付けない。特に枕元に置かれた硬貨の意味が気になってしかたなかったのだ。
翌朝、ホテルから謝罪があり「あの部屋にはお客様を案内しないのですが、新人スタッフが事情を知らずに案内してしまいました」とのこと。ベランダの祠の説明はなく、宿泊料金は全額返してくれた。
そして気になる枕元の硬貨だが、あれはどうやら亡霊が「ここに寝かせてほしい」と置いたものらしい…。