タイの正式国名は「タイ王国」ですが、かつてタイは「シャム(SIAM)」という国名でした。サンスクリット語の「Syama(意味は色黒)」が語源とされており、日本では「暹羅(シャム)」と呼ばれていたそうです。
1885年に正式国名となってから、長らくその名前が定着していましたが、1939年に当時の首相プレーク・ピブーンソンクラーム氏が国名を「タイ」に変更。諸説ありますが、(シャム)が外国人による呼称で属国の意味もあるとのことから、タイ人の国であるという概念を強調するために「タイ」という国名にしたのだとか。その後、1945年に国名が「シャム」に戻されるも、1949年に再び「タイ」が国名になりました。
「シャム(SIAM)」が付いた建物や猫
タイには現在も「シャム(SIAM)」という名前が付けられた建物や猫があります。サファイアブルーの瞳が印象的な「シャム猫」。この名前も実は旧国名の「シャム(SIAM)」に由来しています。複合施設「ICONSIAM」や「SIAM PARAGON」、「SIAM駅」など様々な場所で使われています。
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